地元代表であり今節のシリーズリーダーでもある大久保。連勝が使命のようなものだったが、2日目は石井貴子に交わされて2着に沈んだ。

「後ろに石井さんがジカで入っていたから流しすぎたので、その分カカりが悪かった。ああなるなら始めから自分から一気に踏めば良かったですね。まあ、こういうときもありますよ」と敗因を分析しサバサバしていた。

　決勝戦は同期・同級生で仲良しの吉村早耶香との直接対決が待っている。

「早耶香が何をしてくるか分からないし気を付けないと。それよりも2日目に付けてしまった重注が痛い。事故点的にヤバいかどうか聞いてきます」と答え、記者からの写真撮影のリクエストに応じると、そそくさと開催指導員室へ向かった。

　だが、何やら思い出したようにまた記者団の方に戻ってきてこう言った。

「私、マスクを裏っ返しにして写真を撮っていたみたいです(笑)。恥ずかしい…」

　その後にちゃんと正して撮影をし直した。しっかりキメた大久保が、決勝も元気いっぱいに駆け回る。(netkeirin特派員)

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