2023/03/24(金) 22:00 0 4
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で25日から「PIST6 ChampionShip2022-23」EXTRA STAGEラウンド7が開催される。一次予選E(5R)に出走する山本恵介に話を聞いた。
WBC優勝で沸いた日本列島。興奮はいまだ冷めず、同じ勝負の世界に身を置く競輪選手たちも刺激を受けた様子。
「侍ジャパン、凄かったですね。(世界一は)14年ぶりでしたっけ?」と話したのは、今年でデビュー12年目を迎える山本恵介。「14年前は自分が競輪選手になるなんて微塵も思っていなかった」と笑う。
山本は名門・横浜高校野球部の出身で、平成の怪物「松坂大輔」とチームメイトにあたる。今年、プロ野球界では松坂世代“最後の一人”として和田毅(42歳=福岡ソフトバンクホークス)がプロ20年目のシーズンに臨むが「最後の松坂世代、まだここにもいます!」とアピール? した。
「マツ(松坂)とキャッチボールをして、あまりの球威に僕のおろしたての新しいグローブが一瞬にして壊れたなんてことも(苦笑)。本人にね、壊れたなんて言えないですよ」と苦笑交じりにエピソードを披露。
高校卒業後は大学でも野球に打ち込み、独立リーグ・香川オリーブガイナーズでもプレー。
「リーグ設立1期生だし、入団選手の枠も多いから運良く潜り込めただけですよ。でも、次々に若い即戦力の選手が入ってくるし、当時24歳だった僕は「長くはできない」と見切りをつけて1年で退団しました」
競輪好きの父親から競輪選手転身を勧められるも、拒否。その後4年間は社会人として働くが、ある気持ちが芽生えたという。
「30歳を目前にして10年後を考えた時に、何もせず後悔はしたくないなって。『やっぱり、やってみれば良かった』とはなりたくなかったので、受験は1度だけと決めて競輪選手を目指した」。
見事に1発合格を果たしたのだが「適性受験の合格枠が今よりも多かったし、また運良く潜りこんだだけです」と再び謙遜。
野球一筋で自転車競経験のない山本は、PIST6参戦は今回が3回目で「バンクやレースの流れにも慣れてきた感触はある」と手応えアリ。
「カーボンフレームでの実践は講習会を含めたら、まだ4回目。伸びしろはあるはず。セッティングはその都度、調整しながらですね。自転車も走り方も試行錯誤していきたい。コース枠は抽選だし、その与えられた位置からどうすべきか。しっかりと立ち回りを重視して走れたら」と意気込んだ。(アオケイ・八角記者)
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