2023/03/09(木) 12:00 0 14
松山競輪場で9日に初日を迎えた「金亀杯争覇戦(GIII)」。古澤秀和がデータから分析してレース展開や注目選手を紹介します。
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松山競輪場は1周400mのバンクで、みなし直線が58.6mとやや長めというところです。この形状を踏まえながら1着の決まり手を見ていきましょう。
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22% | 30% | 48% |
高速バンクで、タイムが出やすい。自力選手の活躍も目立ちますが、風の影響を受けやすく、見なし直線の長さもあるので400mバンクの平均よりも差し選手が良績を残しています。しかも穴になりやすいのはこちらだと思いますので、決め手のある選手に注目していきましょう。
では、これらの傾向を踏まえながら、この開催の注目選手を挙げていきます。
・守澤太志選手
競輪界を代表する追い込み選手。前回の全日本選抜競輪決勝では不利な展開の中、間を割って鋭く伸びましたが惜しくも2着。初タイトル奪取はなりませんでしたが、力のあるところを見せました。この開催では力上位で、優勝候補の筆頭と言えるでしょう。
・香川雄介選手
前回の全日本選抜競輪では決勝まで進出。その前のいわき平FIでも優勝しているように48歳でも充実しています。中四国の先行選手も充実しているので、このシリーズを通して活躍が期待されます。
・山田久徳選手
前回の全日本選抜競輪では決勝進出となりませんでしたが、初日の1着など内容自体は悪くなりませんでした。この開催では力上位で、鋭い捲り差しを期待したいと思います。
・野田源一選手
前回は全日本選抜競輪で最終日に1着を取りました。主に単騎で走る選手なので、仕掛けるタイミング一つで届くこの競輪場は適性が高いでしょう。穴を開けそうな選手の一人です。