今節は「年間ファイナル」ということで、ファイナルにふさわしい面々が集まったが、ベテラン市本は「なんで今回なんじゃろ。こんなところに入れんでも…」とボヤく。

　参加選手の多くも「今回のメンバーはキツい」と口々に言っていたが、市本もその内のひとり。

「もっと緩いところがよかったんじゃけどなぁ」とボヤキ節は炸裂していたが、参加した12回の内、6回の優出で表彰台は2回。タイムトライアルの自己ベストは10.234と51歳と感じさせない結果を残している。

　今回のタイムは10.480でタイムトライアル13位。かなりタイムが拮抗している中では悪くないスタート。

「失敗した。ギヤと踏み方が噛み合わなかった。そりゃあ、もっと出したい気もある。でも51で10秒4はやった方じゃろう。ここでは若い子みたいに扱ってくれるけどもう51なんじゃ」

「今回は動く人が多い？ 確かに。動く人がおらんと先行したり、動かにゃいかん。動く人が多い方がまだええ」とボヤキは最後まで続いたが、メンバーや並び次第では脚を溜められる可能性は十分ある。

　若手も多く参加する今開催で激戦必至だが、ベテランの市本の若々しい走りにも要注目だ。(アオケイ・宮本記者)

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