2021/05/12(水) 10:30 0 2
不振にあえいでいた嵯峨昇喜郎が復活の兆しを見せている。準決は果敢に主導権を握ったが直線でわずかに失速し4着。「地元だし決勝に乗りたかった…」と優出を逃して悔しがったが、気配自体は確実に良化中だ。
“腰の具合が落ち着いている”ことも復調してきた要因のひとつだが、最大のポイントは同期の活躍だ。
「眞杉匠、すごかったですよね…。同期同級生がダービーの決勝に乗ったのはやっぱり刺激になります。負けてられないっていうか…。今は差がついてしまったけど、また同じところで走れるように、って気持ちになりましたね」。
S級に特進したのは眞杉よりも嵯峨の方が早かったように、素質は決してヒケを取らない。嵯峨はガラスのハートの持ち主で、メンタル面が大きく成績に影響するタイプ。同期の活躍に大きな刺激を受けた今なら、本来の凄まじいパワーを発揮できるはずだ。嵯峨の完全復活は間近とみていいだろう。(netkeirin特派員)