2021/05/09(日) 15:30 0 3
大川龍二は前回の「奈良GIII『秋篠賞』」でGIII初の決勝進出を果たした。勢いを手に挑む今シリーズとなるが、大川にとっては頑張らないといけないわけが他にもある。それは練習グループの長である大豪。佐古雅俊が同配分だからだ。
「いつも練習を見てもらっています。バンクに行くといつもメニューがあって、それをこなしています。通称『佐古ターバル』というもので、広島の選手なら知らない人はいません(笑)」
佐古と言えばオールド競輪ファンにはおなじみで、長らくS級上位に君臨してきた大実力者。今年61歳を迎えるがまだまだ軒昂で、競輪界の生き字引ともいえる存在だ。
そんなベテランが「佐古グループ」を率いて後輩たちをビシビシと鍛え上げている。
「ベテランの方から若手まで。佐古さんの来るものは拒まずの姿勢で色んなメンバーがいます。ですが仮会員と正会員があるらしく、佐古さんに握手をされると正会員と認められるようです(笑い)。自分ですか? ギュっと握りしめてもらいましたよ、もちろん! 」と大川は何だか誇らしげだ。
佐古が甲高い声を張り上げて後輩たちを鍛えている姿が目に浮かぶ。