佐藤慎太郎と言えば脚も喋りもSS級で競輪界のご意見番。6着に終わったゴールデンレーサー賞は「超一流の自力選手が揃っていたし、自分は終始ファン目線。みんないいレースするな〜、7番(自分のこと)コース取り甘いな〜って思いながら走っていました(笑)」とおどけ気味に振り返った。

　勝負の準決は今一番強いと目される松浦悠士に行けるサプライズ番組。「こういう気遣いは嬉しいね。有り難い」と番組マンの粋な計らいに感謝しつつ、「差せそうなイメージは全然ないけど、後ろ(佐々木雄一)から差されるイメージは少しある(笑)」と半分冗談、半分本気の自己分析。

「平原、郡司にはしょっちゅう付いているけど、松浦とも前にありますよ。去年の伊東の共同通信社杯で一度。他にもどこかであったと思う。世界の脇本にもかなり前だけど付いたことがあるし、狙っているわけじゃないけど、着々と完全コンプリートに前進中(笑)。一流どころで付いたことがないのは(清水)裕友くらいじゃないかな」と、終始ご機嫌で連係歴を教えてくれた。“最高・最強”の目標を得た佐藤慎太郎の走りに注目だ。(アオケイ・長谷川記者)