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【防府競輪】ファイター・大井啓世の苦悩と決意

2021/05/06(木) 20:00 0 1

防府競輪場で7日に開幕する「モーニング7 CTC杯(FII)」の初日6レースに出走するベテラン・大井啓世に話を聞いた。

若者にはまだまだ負けないと意欲を見せる大井啓世

 三谷将太の優勝で2日に幕を閉じた奈良記念。弟の三谷竜生以来、4年ぶりの地元勢Vで大いに盛り上がった。
4月30日から和歌山FIIを走っていた大井啓世も「地元勢が勝ってくれたからうれしい。将太が頑張っているのを見ていたから、良かった」と振り返った。

 奈良記念は2005年の2月、54周年記念で優勝。今でこそ三谷兄弟の移籍や、中井兄弟の台頭はあるが、かつては“奈良記念といえば大井啓世大井啓世といえば奈良記念”という時代もあった。S級選手が多くないなかで、長年、奈良支部を支えてきた。そんな大井も55歳。前期はA級3班も経験した。

「失格、失格で落ちちゃったけど、チャレンジ戦も厳しかった。若い子は馬力があって強い。でも体重を10kg落として、自転車も工夫して。それから、“ワガママ”を貫き通した。厳しいなかでA級2班の点数を確保できたから良かったですよ」。

 ベテランには厳しい戦いのはずだが、競走得点74点以上を確保。来期も1、2班戦が決まっている。デビューは1986年。昭和の競輪を知っている数少ない名マーカーである。

 「7車立てが主流になったり、競走形態も変わっている。今はラインであって、ラインではない感じ。“競り”や“番手の仕事”で売ってきた側からしたら、ちょっと寂しいです。自分のスタイルは現在の競輪には合っていない。でもスタイルを変えることはできないし、変えたくない。そこは覚悟を決めてやっています。以前は追加を受けることはほとんどなかったけど、最近は7車の流れに慣れるために受けたりもする。7車での「攻めるレース」、「番手の仕事」も徐々に対応できてきている。膝痛が持病であるけど、やれるまで頑張りますよ」。

 まだまだ血気盛んだ。最後はこんな言葉で締めてくれた。
奈良記念、自分が強い頃じゃなくて良かった。頑固で譲らないので。今、自分がいたら、ゴタゴタになって揉めていたでしょうね(笑)」。

 生涯ファイターらしいひと言。若いもんにはまだまだ負けない。(netkeirin特派員)

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