2021/05/06(木) 18:30 0 0
前場所の岐阜を完全優勝。今年3回目のVを飾り、今年は10場所全てで決勝進出を果たしている。“強いですね”と話しかけると「調子がいいわけではないんですよ。もうちょっと勝てるレースはあったと思う」と返ってきた。驚いた。絶好調宣言をしてもらおうと思ったが、アテが外れた。それでも来期は1年半ぶりのS級復帰も決まっている。好成績の要因を尋ねた。
「練習での脚自体は、S級にいた頃よりも上がっていると思う。それで調子がいいわけじゃないのに、結果を出せているのかな。同支部の神田紘輔さんや、京都の窓場千加頼さんたちと練習していて、いい刺激を受けています。いい環境でやらせてもらっています」
S級では酸いも甘いも経験した。「レースの流れを分かっていなかった。詰まったところで仕掛けられなかったりで、成績を残せなかった。あとは末脚を欠いていた。長所であるダッシュを伸ばしつつ、ダメだった部分を意識しながら練習しています。それがいい方に出ているんだと思う」
防府バンクはS級時代の18年7月以来の参戦となるが「33バンクは得意な方」と問題はなさそう。ちなみに元プロ野球選手の父・大二郎さんについて聞いたら「父も元気にしていますよ」とのこと。父譲りの俊敏戦で短走路を攻略する。(netkeirin特派員)