2023/01/24(火) 12:15 0 30
豊橋競輪場「開設73周年記念ちぎり賞争奪戦(GIII)」は26日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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和歌山記念では圧倒的な強さを魅せた脇本雄太。盟友・古性優作とワンツーを決めて、今節もその再現が濃厚だ。この後も二人のタッグは奈良記念、高知全日本選抜と続く。
冬場の豊橋競輪場は爆風が吹くが、それもマイナス材料にはならない。前受けからの下げてのカマシ捲りか、後ろ攻めでも一気のスパートで後続をぶっ千切る。近況の2人のゴール前勝負を見ると、ワッキーの状態が悪くない限り、古性優作が差すのは難しい。3番手は近畿のドンと言える村上博幸で、ラインが崩れる事は考えづらい。
他のS班のメンバーは松浦悠士と守澤太志。松浦悠士は体調不良で和歌山記念の初日に当日欠場。どれぐらい回復しているかだが、松浦悠士の事だし、前検日に本音ベースで語ってくれるだろう。中四国の自力型が手薄で二次予選以外は、自分で戦うレースが基本となる。
守澤太志は、和歌山記念、大宮記念のトークショーを挟んでの参戦。和歌山記念は決勝3着だったが、そつなく走っていた。めぼしい北日本の自力選手の名前がなく、東日本ラインで坂井洋とタッグを組む。坂井洋は誰もが知る超イケメンだが、性格は3枚目も演じられる好漢だ。この2人が打倒ワッキーの一番手。
南関は野口裕史と和田真久留で決勝進出を目論む。野口の迫力のある逃げは誰もが嫌がる。強風の荒れたバンクコンディションほど、持ち味を発揮する。四国は原田研太朗の一発で、九州も単騎のゲンさん(野田源一)が名前のある選手。
地元中部地区は浅井康太の出来がカギ。勝ち上がりの段階で番組マンも脇本雄太とセットにするはず。昨年の西武園オールスターでは千切れているが、地元地区のGIIIなら離れはないだろう。
もちろん、基本は山口拳矢や橋本優己、志田龍星との連係になる。
あとは、忘れてはいけないのが地元で“熱男”の吉田敏洋だ。