2023/01/16(月) 17:00 0 28
大宮競輪場「東日本発祥74周年・倉茂記念杯(GIII)」は19日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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今節のS班は地元の平原康多、郡司浩平、佐藤慎太郎、新山響平の4人。毎年、この大会を“平原祭り”と形容しているが、当記念、4連覇を目指して、関東の若手自力選手が神輿を担ぐ。グランプリは単騎の戦い、年頭の立川記念は決勝進出を阻まれたが、流れも向かなかった。40歳になり、全部のレースを完璧に走れなくなっているのは確かだが、それもレベルの高い話。
関東で吉田有希、森田優弥、黒沢征治、山岸佳太、太田龍希、橋本瑠偉と長距離砲が揃っており、連日、4角番手の展開に持ち込む。
郡司浩平、佐藤慎太郎、新山響平は、平原康多と同じく、立川記念をこなしてからの参戦。郡司浩平は絶好調だったが、新田祐大のイン粘りに屈してしまった。分かった上での作戦ミスだし、脚力自体は問題ない。
今年は深谷知広との逆並びもありそうで、今節の走りに注目したい。
昨年後半は落車過多で調子を崩していた佐藤慎太郎だが、走る度に良くなっている。新山響平、高橋晋也を上手く動かしたい。新山響平は、人気になり、格下相手に受けて立つ走りが問題だろう。
S班の赤パンを脱いだ、宿口陽一にも注目したい。平原康多の厳しい叱責もあり、更に今年は大切な年になる。成績うんぬんでなく、平原康多が前を任せる選手になって欲しい。
武藤龍生は渋太い走りが身上だし、森田優弥のヨコの動きはきつい。
中部、近畿、中四国、九州勢は厳しい戦いが予想される。追加で入った小倉竜二は特選シード組だが、どこに照準を絞るかだ。
他に注目は900勝が目前に迫った神山雄一郎や、兄弟参加の平原弟が、兄と一緒に決勝を走れるかだ。