2023/01/14(土) 10:00 0 10
netkeirinをご覧の皆さま、明けましておめでとうございます。ミープロの香澄明希です。
2022年はこのnetkeirinでコラムを始めさせていただけた以外にも5つのGⅠとKEIRINグランプリで現地でお仕事させていただいたり、観戦旅行に行ったりと、競輪場でも貴重な経験をすることができた1年でした。
実は競輪場で競輪観戦をしたのは昨年が初めての競輪場初心者でしたが、こちらのコラムを始めてからは特に生活の中心が競輪になっていたような気がします。今年はもっとたくさんの競輪場に行き、現地でもっと色んなことを勉強していきたいと思っています。
どうか本年もよろしくお願いいたします。
現在、和歌山競輪場で行われている開設73周年記念「和歌山グランプリ(GIII)」はS級S班の選手が4人も出場している豪華記念。2022年のKEIRINグランプリ覇者、脇本雄太選手のチャンピオンユニフォームのお披露目も。さらに地元和歌山からは過去最多10人の選手が出場しています。
初日は快晴で風もないコンディションだったのが一転2日目は強風。3日目の今日は天気予報によると2日目ほど風は強くなさそうですが雨のぱらつく可能性も。ただレース自体は2日間とも人気どころで決まっている印象があるので、その点も踏まえて予想していきたいと思います。
【10R 15時05分発走】
10レースはグランドスラマー、そして1月4日から行われた立川記念で全て1着で完全優勝を果たした新田祐大選手の登場です。「KEIRINグランプリ2022」から中4日で「鳳凰賞典レース(GIII)」、さらにまた中4日で「和歌山グランプリ(GIII)」と連戦が続いているなか、2日ともラインの先頭を走り3着、1着と疲れは全く見えません。
10レースは準決勝で唯一S級S班の選手が2人出場となりますが新田選手の番手、3連続S班を守り続けている守澤太志選手も新田選手同様初日特選で3着、二次予選で1着と危なげない強さを見せており、やはりこの北日本ラインが頭一つ抜けているでしょうか。
対するは関東一の先行選手とも呼び声高い眞杉匠選手。今開催でも初日、2日目とも2周先行でラインでワンツーを決めています。番手は二次予選同様諸橋愛選手で、二次予選で見せた仕事ぶりを準決勝でも見せてくれそうです。
そして唯一の3車ラインの地元和歌山ライン。中西大選手、石塚輪太郎選手、稲毛健太選手ともに初日1着を取っており、この記念に合わせて練習してきたとのコメントも。ここで負けるわけにはいかないという気持ちは誰よりも強いはずです。
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【11R 15時40分発走】
注目はもちろん2021年の賞金王、そして2022年も賞金ランキング2位の古性優作選手。
近畿3車ラインの先頭の地元・和歌山の南潤選手は初日2周先行で逃げ切り1着、二次予選では別線の口が開いたところにうまく入り2着と強さだけでなく戦術の豊富さも見せています。この近畿ラインで心配なさそうと言いたいところですが昨年FI、GIII合わせて5回優勝している深谷知広選手が率いる南関、関東の4車ラインが厚い壁となりそうです。
加えて先月の久留米FIでS級初優勝を決めた単騎の伊藤旭選手の動きにも目が離せません。
古性選手は圧倒的な強さを持ちながらもラインで決めることを重視し、番手戦の際はラインの先頭の選手を無理してでも残そうとする優しさが見えることも多いのですがこの11レースではどんなレースを見せてくれるのか楽しみです。
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【12R 16時20分発走】
2022年、競輪界だけでなく公営競技初の年間賞金獲得額3億円突破を達成した脇本雄太選手。チャンピオンユニフォームお披露目となるこの豪華メンバーが揃った今開催でも、連日期待に応える圧巻の強さを見せています。
対抗するのは初日でラインワンツーを決めている青野将大選手、近藤保選手が再び連係する南関ライン、そしてタイトルホルダーでもあり西武園FI、いわき平FIと連覇中の山崎芳仁選手率いる北日本ラインです。
12レースはこの2つのラインが近畿ラインにどう立ち向かっていくのか、私を含めた全競輪ファンが注目しているレースかと思います。
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