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【和歌山グランプリ】今節のレース展望!

2023/01/09(月) 21:15 0 23

和歌山競輪場のナイター「和歌山グランプリ(GIII)」は12日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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 年頭の立川記念は新田祐大の優勝で終わったが、今節もS班が5人いて豪華なメンバー布陣。グランプリを制した脇本雄太を筆頭に、盟友の古性優作新田祐大守澤太志、それに加えて松浦悠士までいる。

脇本雄太

 シリーズリーダーは近畿の大会でもあるし脇本雄太。まだ和歌山記念は制していないし、欲しいレースに間違いはない。グランプリの激闘から10日ちょっとだが疲れはない様子。自らのスポンサーの冠大会であるし、10日の奈良のe-SHINBUN杯でトークショーにも参加。タフネスぶりを発揮しているし、豪快なレースで、自らの今年の初陣のレースを飾る。

古性優作

 古性優作も、まだ和歌山記念の優勝はない。ワッキーの出来が問題となるが、末脚が甘くなると、逆転もある。村上義弘が引退した今、この2人が、新たなる近畿の競輪を築いて行く。

新田祐大

 あのイン粘りで新境地を築いた新田祐大。古い流行語に例えれば、やられたら倍返し! グランプリでは松浦悠士に手こずったが、絶好調だった郡司浩平に競り勝ち、しかも番手捲りで圧勝した。競技を卒業して、更に競輪選手らしくなってきた。

守澤太志

 番手は守澤太志。昨年迄は、佐藤慎太郎を立てるレースが多かったが、今年は、しっかり世代交代をしたい。賞金でなく、タイトルを獲ってのグランプリ出場がノルマだ。メンバーを見て、北日本の先頭を回れる若手自力選手が不在で、新田祐大が4日間、風を切る。

松浦悠士

 グランプリの影のMVPは松浦悠士だと思っている。あの外からの番手勝負がなければ、ヤンググランプリやガールズグランプリみたいな単調にレースになっていた。必ず、仕掛ける男だし、今年も競輪界を引っ張る。今節は中四国の大物の自力選手が不在で、自分でレースを組み立てそう。今後のGI戦線を考えても、競輪IQを高める為に、良い機会になる。マーク陣も手薄で、孤軍奮闘の可能性もあるが、松浦悠士の後ろは誰もが回りたい位置だ。

眞杉匠

 関東は眞杉匠長島大介の栃木コンビに、諸橋愛武田豊樹が司令塔になる。南関は深谷知広の追加斡旋が大きく、和田健太郎が番手戦。

 地元は東口善朋が2度目の記念優勝を狙う。勝ち上がりの段階では脇本雄太古性優作の番手を回れて、連日、番組には恵まれそう。決勝は脇本雄太古性優作の3番手回りになるが、直線は長いバンクだ。支部長に就任した稲毛健太は公務が忙しいが、脚落ちはしていない。

 中部は人材不足で、九州も今節は元気な若手が不在。伊藤旭山田英明が、一次予選では人気になるぐらいだ。

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