2021/05/02(日) 15:45 0 0
高橋由記は、もしかしたら、日本で一番信頼できるマーカーかもしれない。
チャレンジの予選、準決と強い新人の番手を回り、きっちり2着に入り人気に応えた。その配当が二日間、2車単の1番人気で110円。
「これは、かなりのプレッシャーだったですよ(笑顔)。まさか、ここまでオッズが下がるとは…。確かにオレは、抜きもないけど離れもない。1着を取る時は、別線の3番手から中割りとかで、こう言う番組ではない。4角から番手スンナリの展開で抜くのが一番苦手。混戦になった時の突っ込み選手だから、ファンも知っていますね」。明るいキャラだし、常に高橋の周りは記者が集まり、笑いも絶えない。
だけど、珍しく神妙な顔になり「片桐善也君が中村陸生君の番手を回りたいと言うから、オレが3番手で赤石聡さんが4番手。確かに、片桐君には世話になっているし、頼まれたら嫌だとは言えない。"これはこれ"、"それはそれ"みたいにシビアになれれば良いけど。本当は、その方が4人にチャンスがあるんだが」。この気持ちの優しさが高橋の人間性だし、最近のチャンレジにありがちな並びだ。(町田洋一記者)。