2021/05/01(土) 20:00 0 1
レース開始直前にいきなりの豪雨。そして雷鳴も轟き波乱ムードが漂ったが、結果は2車単で1番人気に支持された石原颯と大川龍二の中四国コンビが豪快な逃げでワンツーを決め、勢いをまざまざと見せつけた。
石原颯は「予定とは全然違う展開だったが、結果オーライ。突然の大雨で寒くて焦ったが、雨に気を取られて、結果的に気負わず余裕が持てたのかも。雨のお陰ですね(笑)。ペースも考えずに行ったが、感触が凄く良くて333バンクに関しては自信が持てました。特に奈良は直線が短いから好きになったし、また呼んで欲しい。ドル箱バンク? そうですね。1着が増えていくので」と、早くも次の奈良出走に思いを馳せていた。
決勝メンバー確定後に改めて話を聞きに行くと、「門田さんがいればまた違うが、決勝はラインで決める走りをします。もちろん、自分も残りますよ。中西さんもいますが、気持ちでもレースでも引きません!」と、力強く宣言。
逸材が揃う117期の中で、最速のGIII優勝を飾るビッグチャンス。石原には、そのポテンシャルと勢いが間違いなくある。(アオケイ・伊藤道夫記者)