アプリ限定 2022/12/26(月) 12:00 0 49
12月30日に平塚競輪場で開催される「KEIRINグランプリ2022(GP)」。20日の記者会見で、車番と並びが発表された。これを受け、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析。レースを優位に進められそうなのは誰だろうか?
▶︎KEIRINグランプリ出走表
まずは過去3年のGI決勝での成績を比較してみよう。さすがはS班、ビッグレースでも好成績を残している選手ばかりだ。
勝率で見ると今年GI2Vの“最強コンビ”古性優作と脇本雄太が優勢だ。脇本にいたっては連対率100%と、どんな展開でも車券では外せない成績となっている。
GI優勝はないものの、3連対率が高いのが守澤太志。3年連続のグランプリ出場となるが、今年は11月の四日市記念まで優勝がなかった。しかしGIでは安定して決勝に進出しており、日本選手権競輪、オールスター競輪、寛仁親王牌で確定板に載っている。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 9 | 33.3% | 33.3% | 44.4% |
郡司浩平 | 8 | 25% | 50% | 50% |
新山響平 | 4 | 25% | 50% | 50% |
守澤太志 | 9 | 0% | 11.1% | 66.7% |
松浦悠士 | 11 | 18.2% | 36.4% | 54.5% |
平原康多 | 11 | 9.1% | 27.3% | 27.3% |
新田祐大 | 8 | 12.5% | 25% | 37.5% |
佐藤慎太郎 | 8 | 0% | 12.5% | 25% |
脇本雄太 | 6 | 66.7% | 100% | 100% |
次に20日の記者会見で発表された並びをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
データ上優勢なのは脇本雄太。ラインの先頭を任されたレースの7割以上を制しており、9割近い確率で車券に絡んでいる。
また北日本の番手・新田祐大は過去3年間で番手を回ったレースの6割を制している。このグランプリでは4車ラインも強みとなるだろう。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 番手 | 43.2% | 70.3% | 78.4% |
郡司浩平 | 単騎 | 14.3% | 50% | 71.4% |
新山響平 | 先頭 | 27.2% | 42.1% | 50.3% |
守澤太志 | 3番手 以降 | 6.7% | 10% | 43.3% |
松浦悠士 | 単騎 | 20% | 40% | 50% |
平原康多 | 単騎 | 0% | 10% | 20% |
新田祐大 | 番手 | 60% | 75% | 85% |
佐藤慎太郎 | 3番手 以降 | 5.3% | 63.2% | 73.7% |
脇本雄太 | 先頭 | 74.7% | 88% | 89.2% |
気になるのが単騎勢の成績。今回は郡司浩平、松浦悠士、平原康多の3選手が大一番で単騎戦を選択している。
3人のうち単騎での勝率が最も高いのは松浦悠士で、連対率が高いのは郡司浩平だ。一方、平原康多はここ3年で単騎での1着はなく、データ上では分が悪いようだ。
なお単騎の3選手のうち、過去3年で競りのデータがあるのは松浦のみ。成績は以下の通りだ。
選手名 | 位置 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|
松浦悠士 | 競り | 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
いかがだろうか? すでに競輪界はグランプリ一色と言っていいほどの盛り上がりを見せている。
年末の大一番・KEIRINグランプリでは、競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。