2022/12/18(日) 17:00 0 2
検車場の片隅で仲良く語らっていたのは片山と水野。岡山と静岡で地区は全然違うので、どんな接点があるのかと思いきや水野は「法政大学の時に同じ自転車部で学生寮の部屋が一緒だった仲なんですよ」と教えてくれた。
片山は「大学時代の種目は違いましたけどね。自分は団抜とか。それで水野は1キロタイムトライアルでしたね」と言う。
水野は「自分とは違ってアマチュア時代の片山はエリートだったんですよ。でも競輪選手になってから、着は自分の方がいつも上。一度も先着を許したことはない。だから初日も絶対に片山より先着してやる」と怪気炎。
片山は「くそー、そこを言われるか。今度こそ勝ってやる」と意気込むも、水野は「でも片山は自分で動く訳ではないだろう。そういう自分も勝俣さんにお任せだけど(苦笑)。でも絶対に俺の連勝記録を伸ばしてやる」とこちらも負けていない。
そんな水野は初日のレース当日が39才の誕生日。
「そこは恥ずかしいから大々的に言いませんよ。でも自分で祝えるようにしたいですね」
11Rは木村皆斗という絶対的な本命がいるだけに、この2人が1着を取れる可能性は少ないが、2人の着順争いという視点ではまた車券とは違った面白みがありそう。(アオケイ・渡辺記者)