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【小松島競輪】再びG戦線での活躍目指す山田英明「今はガマンの時期」

2022/12/11(日) 15:00 0 2

小松島競輪場では12日から「CTC杯&ポンスターカップ(FI)」が開幕する。初日の12Rに出走する山田英明に話を聞いた。
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「練習はいつも通りにやっています」と話した山田英明

ーー競輪祭を走り終えての感想をお聞きしたいのですが…。

山田:まだまだですね。僕自身は踏めているつもりだったけど、後ろに付いてくれてた選手はいつもの感じじゃなかったねって言われていましたよ。

ーーそれは骨盤骨折の影響ですか?

山田:そうですね。骨盤骨折自体は軽いヒビみたいな感じだったんですけど、右大腿骨の骨頭部も同時に痛めていて、そっちの方が影響が大きかったかも。骨の内部でも出血し歩けませんでした。骨折して初めて眩暈がしたくらいですから。

ーー今、練習は普通に?

山田:練習はいつも通りにやっています。以前と変わらないような感じで踏めているんですけど、いざ本番となるとね。違うんですよ。体重も筋力も戻りきっていないし、骨がくっついたら治るってもんじゃなかったですね。

 昔は競走得点も110点くらいは何てこと無かった。FIで優勝してもGクラスじゃないから。なんて思っていたんですけどね。今はそこさえキツく思えてきました。ガマンの時期ですね。誰だって良い時ばかりじゃないですから。

ーー九州は若い自力選手も育ってきたし、これからが楽しみですよね?

山田:そんな番組がきた時の為に準備しとかないと(笑)。でも、難しいんですよね。番手を回った時はどうにか自力選手を残してやりたいって思うけど「コレは流石に残せない、自分で行かなきゃ」って判断が。

ーー自力でやるのと番手戦、どちらが良いですか?

山田:それぞれに魅力があるから、どっちとも言えないですよ。自力でやるのが好きだけどいつまでも続けられるわけじゃない。番手を用意してくれれば身体は楽だけど、精神的な負担が出てくるでしょ(笑)。今は与えられた番組で自分の役割を果たすだけです。まだバッチリとは言えないけど、そのうち噛み合ってくれれば。その時までガマンです。佐藤慎太郎さんもあの歳で第一線で戦っていますからね。

 この受け答えを見てもらえれば、ファンの皆さんにも山田の人柄が伝わるはず。悪い時でも決して人のせいにせず、自分と向き合ってきた。3年程前には九州で最もタイトルに近いとも言われていた。再びG戦線での活躍を目指し、日々努力する山田に注目したい。(アオケイ・梅田記者)

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