“脇本無双”！ 記録ずくめの1年

　2021年は東京五輪から中1日でオールスター競輪に登場し、ドリームレースを制して競輪ファンを沸かせた脇本雄太。しかし、その後は欠場が続いた。判明した“体内深部の疲労骨折”はなんと世界で3例目の症状。世界の頂を目指して戦った代償はあまりに大きかった。

　2月に復帰すると大宮FIで優勝し、全場制覇。3月の玉野記念では通算300勝も達成した。
　7車立てのFI開催ではやはり“レベルの違い”を見せつけていたが、慣れない番手戦も経験。悩むそぶりを見せたものの5月のGIダービーで見事に優勝し、ファンは『脇本復活』を確信した。

　“脇本無双”は止まらなかった。破竹の12連勝で迎えたGIオールスター競輪で完全優勝。勢いそのままに9月16日の共同通信社杯一次予選まで勝ち続け、S級連勝記録を21に伸ばした。

　まさに記録ずくめの1年。“輪界最強”、“異次元”の名をほしいままにした男が次に狙うのは、グランプリ初制覇だ。まだ誰も成し遂げたことのない「年間獲得賞金3億円」へ、挑戦は続く。

競輪界ナンバー1の脚力

　リオデジャネイロ、東京と2大会に出場のオリンピアン。今年は日本選手権、オールスターとGIを2回優勝。強じんな持久力にナショナルチームで鍛え上げたダッシュをミックスさせた脚は競輪界ナンバー1。グランプリ初優勝へ自力を発動する。

史上初の年間賞金総額3億円へ

　最後に、現在netkeirinで公開中の投票企画「競輪ファンが選ぶ KEIRINグランプリ2022注目選手は」に寄せられたコメントを紹介する。

「今、競輪界で一番強いと思うのでここは勝って欲しい」

「日本一の先行を見せてほしい！」

「オリンピックでの不完全燃焼を、グランプリで果たせ！」

「どんな状況になっても異次元の走りで初のグランプリ獲得して欲しい」

「競輪祭は決勝戦に進めず残念でしたが、今最高の競輪選手だと思います。逃げてグランプリ勝って欲しい」

「輪界最強ナンバー1の選手。今期はGIを2タイトルにS級連勝記録更新など実力を遺憾無く発揮してきたのでグランプリの走りが楽しみ」

「これから競輪選手を目指す若い人に夢を与えて欲しい！ 史上初の賞金総額3億円を実現して欲しい!!」

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