2022/12/14(水) 18:00 0 16
『netkeirin』では、12月30日に平塚競輪場で開催されるKEIRINグランプリ2022出場選手を日替わりで特集。今回は4年連続4回目の出場となる松浦悠士選手。グランプリ出場までの道のり、選手としての特徴、ファンからの応援メッセージを紹介する。(構成:netkeirin編集部)
2021年「100」というSS選手として驚異的な出走数を記録した松浦悠士。今年は「98」走(12/14現在)ではあるものの、15日から始まる「ひろしまピースカップ」を走りきれば「102」走になる。今回のグランプリ出場メンバーで松浦を除く8人の平均出走数は「72.75」。松浦は平均より約「30」走ほど多く走っていることになる。松浦悠士だけ1年が14ヶ月あるのではないかと思わせるようなすごい出走数で、まさに競輪界の“鉄人”と言っていい。
特別競輪優勝はサマーナイトフェスティバル(GII)のみに終わったが、全日本選抜競輪(GI)準V、ウィナーズカップ(GII)準V、オールスター競輪(GI)準Vと“ビッグレース”で安定した活躍をみせ、2022年の獲得賞金は1億4795万7900円(12/14現在)。4年連続で1億円超えを成し遂げているのはメンバー中松浦悠士だけで、「一線級で活躍し続ける」ことがどれだけ難しいことなのかがよくわかる。
ここ3年の「KEIRINグランプリ」は盟友・清水裕友とのコンビでの出場だったが、今年は清水が不在。戦前の予想では苦戦の声が挙がるが、球界の“鉄人”と呼ばれた衣笠祥雄、金本知憲は人智を超えたプレイヤーとして有名で、身体が痛かろうが、骨が折れまいが、どんな状態でも最高のプレーを魅せ続けてきた。広島の“鉄人魂”を継承する松浦悠士が平塚競輪場で人智を超えた最高の走りをみせて大逆転賞金王を狙う。
今年はGIIサマーナイトフェスティバルを制し、GIIIを4回優勝。賞金ランキング2位で4年連続4回目の出場。過去3回は盟友・清水裕友とのタッグで参戦だったが、今年は単騎の戦いが予想される。自由自在に動き回る総力戦で初優勝を目指す。
最後に、現在netkeirinで公開中の投票企画「競輪ファンが選ぶ KEIRINグランプリ2022注目選手は」に寄せられたコメントを紹介。
「どんな番組でもどんな状況でもなんとかするのではないか、という期待を抱かせてくれる選手。卒業時、決してトップクラスではなかったところから研究熱心と努力でここまで上がってきた松浦選手。今回も今後も期待している!」
「どんなレースでも出来る限りの熱戦をしてくれるから。1度たりとも途中で諦めたりせずに最後まで力一杯走り切る所が素晴らしいと思います」
「クレバーな走り! 単騎になりそう故に、しがらみがなくなった。展開を味方につけられる選手。楽しみにしています・・・(涙)」
「新山選手が決まった時点で、北の先行、脇本-古性選手ラインは後方と考えました。単騎で北をなんとかしてくれそうな松浦選手の頭と連がらみで期待」
「今年は清水が出場できなくなったが、北日本と近畿の争いに一石を投じる事ができるのは郡司でも平原でもなく松浦だと思うから。グランプリでは結果を出せていないが今年こそ」