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【PIST6】青野将大が緩急つけた走りで相手を翻弄「気持ちよく走れた」

2022/12/04(日) 10:45 0 1

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で3日から開催中の「PIST6 Championship」のフォースクォーター・ラウンド2が4日に最終日を迎える。準決勝B(5R)に出走する青野将大に話を聞いた。

「まずは先行で良いスタートが切れたのは自信になる」と話した青野将大

 一次予選の青野は1コーススタートで後方の動きを目で牽制しながらペース駆け。終始、誰も動くことなく6選手がスタートの並び順で入線。青野の緩急をつけた走りに後続選手は翻弄され、仕掛けづらくなった。

「毎レース『絶対にこれ』といった走り方は考えていなくて、臨機応変に走っています。泳がされて先行するのは嫌ではない。踏んでやめて踏んでやめてを繰り返して巧く良いペースを作れたし、気持ち良く走れましたね。誰かが来たら合わせて踏もうと思ったけど、誰も来ませんでした。久しぶりのPIST6なので、まずは先行で良いスタートが切れたのは自信になるし、シリーズを通して良い流れを作れそう」とコメント。

 二次予選は3コーススタート。ペーサーが外れて後方から水森湧太-佐野多喜男が上昇すると、すかさず青野が巻き返す。残り1周半から一気に捲り上げる後藤悠を振り切って、2周半を逃げ切った。

「後藤君が来ているのは見えたし、しっかり踏み直した。でも、最後まで押し切れるかどうかは分からなかったですね。今回は全体的にタイムが拮抗していて、力が抜けている人がいないので難しさがある。どんなメンバーになっても力を出し切って決勝に勝ち上がりたい」と話せば、2着の後藤は「青野さんが強かったです。自分も良いスピードで行けたので捕らえたと思ったけど、青野さんの踏み直しが凄かった」とお手上げ。

 前検日には「ホームバンクの川崎が改修工事で使えないので、平塚まで練習しに行っています。バンクの行き帰りにかなり時間がかかる分、疲れがありますね…」と話しており、状態面を不安視。しかし、予選2走とも先行し連勝と内容は良く、いつもと変わらない力強い走りを披露した。

 競輪では既にグレードレースでも活躍を見せている青野。10月の弥彦でS級初優勝を飾り、成績は上昇中。来期からは初の“S級1班”が決まっている。今開催は同あっせんだった師匠の小原太樹が欠場で「師匠の分まで」と意気込む青野。2度目のPIST6優勝に向けて、まずは準決勝の走りに注目だ。(アオケイ・八角記者)


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