近況の決まり手は先行よりも捲りが多くなってしまった上杉。「そこなんですよね。ちょっと優勝から遠ざかってしまっている事より、先行が減ってしまっている方が気になります。先行したくないわけではなくて、周りに警戒されて先行させてもらえないんですよね。やっぱり持ち味は先行だと思っているので、先行できれば自然と優勝とかの結果も付いてくると思うんですけど…。そういう意味で最近はモヤモヤしています」と心境を吐露。

「それに来期はS級に上がるので、しっかりA級では先行で勝っていきたいんですよね。やっぱり上の人達(S級)には先行でやっていないと、認めてもらえない雰囲気っていうのもありますよね」

　初日特選では「誰でもいいから、自分に付いてくれないかな。埼京はまとまらずに植原さんが付いてくれれば」と淡い期待を持って別線勢の動向をしきりに気にしていたが、結局は埼京3人、南関3人となり、上杉は単騎。

「しょうがないですよね。まあ、単騎になったので単騎なりの競走をしますが、緩んじゃえば単騎カマシっていうのもありですよね。結果もそうだけど見せ場をしっかり作って、準決以降のレースにつながる走りを見せたい」と気持ちの切り替えはきっちりできている様子。

　さあ、どんな走りをするか注目だ！(アオケイ・渡辺記者)