閉じる

【玉藻杯争覇戦】今節のレース展望!

2022/11/29(火) 16:00 0 12

高松競輪「開設72周年記念・玉藻杯争覇戦(GIII)」は3日、初日を迎える。今節の見所をアオケイの長谷川剛由編集長に聞いてみた。
▶玉藻杯争覇戦特集はこちら

 今回、斡旋されていたS級S班は平原康多郡司浩平宿口陽一の3人だが、平原康多郡司浩平はグランプリを見据えて残念ながら不参加。体調不良明けだが、格的には宿口陽一の一人横綱。太田竜馬山口拳矢吉田有希太田海也といった『SS予備軍』も数多く揃っており、熱く、激しいバトルが繰り広げられる。

太田竜馬

 主力を誰にするか悩ましいが、地元四国地区の大会だし太田竜馬にしたい。好不調の波が激しく狙いにくい選手だが、シンプルにカマすか捲るかのレースをさせたら、S班以上のパワーを発揮する。ここは同地区の太田海也の存在も非常に大きく、決勝で『太田と太田』の連係を願うファンも多いはず。

太田海也

 その太田海也は今回が初めての記念で、ある意味、一番の注目選手。ナショナルチームで鍛え上げたパワーとスピードはトップ選手相手にも即通用だろう。

香川雄介

 地元の香川からは香川雄介が追加で斡旋され、池田憲昭福島武士石原颯が上位進出候補となる。香川雄介は骨折明けだったが、小倉競輪祭では準決勝まで進出している。

宿口陽一

 平原康多の弟分である宿口陽一は今年1年「試練の年」となったが、10月の京王閣記念で今年初優勝を飾り、来年は上昇カーブを描いていきたい。太田竜馬と共に、小倉競輪祭は体調不良で欠場したが、この大会には間に合うはず。競輪祭でも決勝進出して、見せ場を作った坂井洋の存在は大きい。

坂井洋

 坂井洋は追加斡旋だが、平原康多のピンチヒッターを十分務められる。坂井洋吉田有希吉澤純平の栃茨ラインが出来ると、宿口陽一は一歩引くレースになるが、決め脚勝負に持ち込みたい。

吉田有希

 近畿は稲川翔南修二といった2枚看板の激しめのファイターがいるが、山田久徳が欠場して機動型が手薄。稲毛健太和歌山支部の支部長だが、前回の地元FIの優勝はメンバーに恵まれた印象も残る。イナショーが自ら切り込んで行くレースになりそうだ。

山口拳矢

 ヤンググランプリの出場が決まっている山口拳矢も優勝争いに加わってくること間違いなし。中部はいつものように駒不足で援軍が手薄だが、捲りが主戦法の選手なのでそこまでの影響はないか。

 低迷状態を打破した渡邉一成中川誠一郎の爆発力も気になるところ。両者共にGIタイトルを獲っている実力者だし、このままでは終われない。渡邉一成小倉競輪祭で全盛時のスピードを魅せている。中川誠一郎は、まだ怪我の影響が残っているが、走る度に良くなっている。

 南関地区は大エースの郡司浩平が欠場となり劣勢ムード。2班だが「重戦車」の野口裕史がどこまで頑張れるかが鍵となる。差し脚シャープな岡村潤松谷秀幸がサポート役だ。

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票