2022/11/26(土) 15:45 0 1
玉野ナイター競輪「玉野市長杯(FI)」は28日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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競輪祭直後のFI開催なので大物は不在。S1は8名斡旋されているが2班の北井佑季がシリーズリーダーになる。今回は師匠の高木隆弘も出場しており御前レース。いつも以上に高いモチベーションで走る。
近況の一番のヒットは、9月開催のFI初優勝。相手は、あの新田祐大だったが物怖じせず、激しいレースを演じて、美酒を味わった。続く10月の京王閣記念、直前の富山GIIIと決勝に進出。京王閣記念は単騎、富山GIIIは野口裕史を連れて暴走気味の先行と結果は出なかったが、来年は特別競輪でも大活躍しそう。
元々、Jリーガーで身体能力は高く、後は組み立ての問題だろう。強力な同型が不在で完全優勝するとみたい。
番手は南関で近藤隆司が回れる。自力選手であるし器用でないが、粘られなければ逆転もある。コンリュウの愛称で親しまれ、選手間の人気は高い。
北日本は富山GIIIの決勝に乗っている根本哲吏の機動力に齋藤登志信。決勝は別として準決は人気になる。あとは青森の坂本紘規と磯島成介も予選はクリアする。
関東は稲村成浩がS1だが、来期はA級に陥落が決まっている。天下取り目前だった岡田征陽も、長期負傷明け。吉田昌司は明るいキャラだが、兄と弟に差が付いてしまった。
地元の筒井敦史と友定祐己は、九州の上田尭弥を頼りにする。筒井はビッグレースの常連で、9月開催の向日町記念では決勝4着。あの独特のゴール後のパフォーマンスを楽しみにしているファンも多い。友定もGIで活躍した選手だし、老け込むのは早い。上田はミニスランプが続いているが、防府に出稽古に行き、良いトレーニングは出来ている。
A級戦は2場所連続して優勝中の立部楓真に期待する。8月、9月は落車による怪我で休んでいたが、ここに来て急上昇。元々、A級を走っている自力選手ではないし、これぐらいの成績が当然とも言える。アシストするのは九州で中村良二。地味だが、良い突っ込みを見せる選手だ。
遠征は木村佑来に岡部芳幸の北日本ラインのタッグ。木村は落車失格直後のレースであり、一走見てからだ。岡部も相変わらず、存在感のある走りを見せている。
中四国は久樹克門がカギを握っている。近況、人の後ろも多いが、パワーはかなりある。9月開催の高松で優勝と、気持ちの強さが加われば、もっと上位で走れる選手。これに前反祐一郎がマークする。
あとは予選だが119期の近藤翔馬が力を付けている。地元の山本奨も兄弟斡旋だし、兄の威厳を見せたい。
滝本泰行は決勝進出が目標だ。