2022/11/26(土) 12:15 0 16
昔、プロレスラーの橋本真也に似ていた事から「破壊王」と呼ばれていた佐藤隆二。レーサーパンツにも“破壊王”と刺繍されていた。元はS1の追い込み選手だが、今期の代謝が決定的な状況だ。
「S級1班まで行ったが、特別競輪の勝ち星はなかった。記念の決勝も1回だけ。静岡記念だったと思うけど、当時、日本一の先行と呼ばれた太田真一君ライン。結果は覚えていないけど8着だった気がする」。
今期の代謝制度に引っ掛かりそうで、年末の久留米がラストランになりそう。
「これは自分の希望斡旋。宮崎とか鹿児島とか行った事がないし、ついでに観光したいので。長く選手をやれたので、良い競輪人生だったと思う。取手に冬期移動していたから十文字貴信君とか武田豊樹君とも練習をやる事が出来た。鎖骨、肋骨骨折は普通にやったけど、大きな怪我はなかった。それでも、体のダメージがあり、料理人で言えば、包丁を握れなくなった感じだよ(笑)」。
ガツガツ競りに行くタイプではなかったが、切れ味は抜群。記録を調べていたらFI優勝も7回ある。地味だが名選手のひとりだった。(町田洋一)