2022/11/22(火) 17:15 0 9
加瀬は10月の函館開催で完全優勝。ガールズでの最高齢優勝記録を更新した。その後の富山で300勝を達成しており、好調を維持している。
そんな加瀬は今年、ガールズ選手で初めての男子選手を弟子に取った。121期の小榑佑弥、滝本幸正、治田知也のルーキー3人だ。
以前、治田に会った時には『レースのことはあんまり。アドバイスは生活面のことの方が多い』と話していたが、その事について聞いてみた。
レースのアドバイスについては、やはりガールズと男子のレースの違いにあった。
「ガールズにラインはないし、今まで自分がやってきたレースでアドバイスは出来ない。だからアドバイスをするのは挨拶だったり、必要最低限のこと」
ガールズ選手を弟子に持つ男子選手に聞いた時も『レース形態の違い』でレースのアドバイスはなかなか…と耳にすることは多かった。
そして、弟子を取る事になった経緯については、新人達の希望があったそうだ。
「自分がたまたま練習に行ってたときはまだ決まる前。『皆で加瀬さんにしよう』って聞いたけど、冗談だろうと思っていた。そしたら後日、『正式にお願いします』って報告が来たからビックリですよ」と話してくれた。
「娘が義務教育を終えるまでは選手を続けたい。後はそれまでに弟子達がS級に上がってくれたらいいかな」と締めくくった。
同じ女性目線から見ても、積極的なレースで安定した成績を残す加瀬には圧倒される。
活躍し続ける加瀬の走りにこれからも注目したい。(アオケイ・宮本記者)