2021/04/27(火) 19:00 0 0
185センチの秋山貴宏が小さく見える。開催指導員の一ノ瀬匠は190センチ。プロレスラーみたいな2人が並ぶと、とにかく威圧感がある。電車や飛行機では近くになりたくない(笑)。でも話をすると、2人ともとても気さくで優しい。このギャップもいいのだ。
松浦悠士の連覇、山田兄弟の優出などで盛り上がった71周年記念から中1日での前検日。記念開催中は2人とも裏方として競輪場で任務を果たし、それぞれ「(記念が)無事に終わってホッとしました」と、口をそろえた。今度は秋山支部長がレースに参戦。一ノ瀬は再び指導員として競輪場に足を運ぶ。
一ノ瀬は昨年7月に開催指導員に就任した。「まだまだ、てんやわんやです」と苦笑いする。レース開催時は必ず仕事があるため、地元のレースを走ることができない。ただ、「直線が長すぎるから、あまり得意ではないんですよ。練習するには最高のバンクなんですけどね」と、先行屋らしいコメント。思ったほどは悲しくなさそうだ。
支部長職3年目を迎えた秋山。「施行者さんだったり、これまで知ることができなかった競輪の裏側を知ることができた。それと、他の支部長との交流が増えましたね」と、やりがいを感じている。さて、多忙の中でのレース。昨年8月以来となる地元出走だ。「合間に練習と調整をしているので大丈夫です。それよりも、朝が早いことの方ですね。5時起きで、6時台にはアップ開始。今日は早く寝なきゃ」。
初日は8時52分発走の2レースが出番。早寝早起きで予選突破を狙う。それにしても、大男2人が縁の下の力持ちとなって支えるのだから、佐賀支部の未来は明るい。(netkeirin特派員)