メンバー見ると、徳島の蒋野翔太がおり「番手へ行きます」と即決した。最近は自力で動く場面が減っており、番手回りが急増している。

「自分より強い自力選手がいれば喜んで付けさせてもらっています。この間は増原(正人)さんに付けさせてもらいました。四国の選手には世話になりっぱなしでもう揉み手ですよ。おかげさまで指紋は3年前に無くなりました(笑)」。

　冗談めかすが、もちろん先輩に任されたときなど、自分で動く場面ではタテ脚に加えてヨコのさばきを織り交ぜる何でもありのレースで体を動かしている。それも来期を見すえての事だ。

「来期はS級に戻ります。そのために今はできることを何でもやって次につなげようと。基本は追込側になると思いますけど、自分で動く番組もあるはず。そういうとき対応できるように」。

　去年7月に初めてS級に上がったが今年7月にはA級に逆戻り。S級メンバーの高いレベルに対応ができなかった。同じ失敗を繰り返さないよう、S級で生き残る術を今から追求している。 (netkeirin特派員)