サードクォーターの主役は地元のエース根田空史

　いよいよサードクォーターも最終決戦。ここまでのサードクォーターで圧倒的な力を見せつけているのは地元千葉の根田空史だろう。初戦ラウンド1と中間折り返しとなるラウンド5に出場し、どちらも完全優勝。この2度の優勝を決めた走りはPIST6のレースを攻略したかのように見えるほど“強い”。また競輪の近況成績も好調で10月中旬に行われた松山競輪「道後温泉杯争覇戦(GIII)」でも決勝進出を果たし、存在感を示す走りを披露している。初戦から中間地点、そして今節最終戦と3度の優勝を果たし“ホームバンクで先着許さぬ独壇場ストーリー”を完結させて欲しい。

世界を制した伊藤信が未知の領域“V5”へ

　対抗格に上げる優勝候補と言えばPIST6において最多優勝を誇る絶対王者の伊藤信になるだろう。9月下旬にアメリカはロサンゼルスで開催された「UCI 2022マスターズ世界選手権トラック」を制し、優勝者のみに与えられるレインボージャージ“アルカンシェル”を着用している選手だ。前回はサードクォーターラウンド6に出場し全体13位。準決勝で5位に敗れ、連続優勝も4でストップ。しかし前回の出場時は言わずもがな海外遠征帰りで本調子とは行かなかったはず。このファイナルで世界を制した伊藤本来の実力を見せつけ暴れまわるに違いない。前人未踏のV5へ向けて最強スプリンターが魅せてくれるだろう。 　

　このファイナルラウンドには根田空史、伊藤信のほか、望月一成、三浦翔大、早坂秀悟、曽我圭佑、堀江省吾と過去のPIST6開催で優勝を経験している猛者が7名参戦する。そのほか表彰台を経験している選手もひしめき合っているため、予選から火花散るレースが繰り広げられることは確定的だ。ファイナルラウンド表彰台の中央に立つのは果たして…！

■PIST6 Championship 2022-23 サードクォーター ファイナルラウンド

・開催形態：1レース×6車立
・開催日程
11月5日(土)デイ　　1次予選
11月5日(土)ナイト　2次予選
11月6日(日)デイ　　順位戦・準決勝
11月6日(日)ナイト　順位決定戦・決勝

■出場選手

級班	選手名	府県	年齢
S1	小原太樹	神奈川	34
S1	根田空史	千葉	34
S1	隅田洋介	岡山	35
S2	五日市誠	青森	38
S2	小酒大勇	福島	28
S2	恩田淳平	群馬	32
S2	望月一成	静岡	26
S2	伊藤信	大阪	39
S2	木村直隆	兵庫	44
S2	東矢昇太	熊本	36
A1	仲松勝太	沖縄	44
A1	安部貴之	宮城	39
A1	三浦翔大	宮城	32
A1	佐藤朋也	秋田	42
A1	早坂秀悟	茨城	36
A1	北村貴幸	群馬	51
A1	高橋昇平	埼玉	32
A1	水森湧太	東京	23
A1	宮倉勇	千葉	58
A1	遠藤勝弥	静岡	33
A1	鈴木伸之	愛知	42
A1	三宅裕武	三重	41
A1	佐野梅一	京都	46
A1	大谷靖茂	愛知	40
A1	丹波孝佑	大阪	34
A1	曽我圭佑	熊本	28
A1	屋良朝春	沖縄	38
A1	緑川修平	福島	39
A2	飯田威文	埼玉	50
A2	等々力久就	長野	31
A2	堀江省吾	長野	25
A2	穴井利久	福岡	52
A2	上野恭哉	福岡	24
A2	原清孝	沖縄	45
A3	加美山隆行	宮城	36
A3	佐野多喜男	新潟	43

※出場選手は11月2日(水)13時00分時点の情報です。直前のレース状況などにより欠場・追加および、選手が変更する場合がありますので、最新の情報はPIST6公式サイトでご確認ください。

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