石井貴子を動かしてからの2角まくりが鮮やかに決まった。ほぼほぼ仕掛けどころは決めていたという。

「貴子さんの動きを見てスピードを見ながら、タイミングを測って前に行きました。2角がベストだったんです」。

　してやったりの一撃に見えたが、本人は「反応は悪くないんです。でもタイムが初日と同じ12秒1でした。決勝はもう少し上積みが欲しいですね」と課題を挙げた。

　最終日、決勝戦は石井寛子との一騎打ちの様相だ。
「復帰した前回の武雄と今回は(地元地区の)九州開催。ここの2場所でしっかりと結果を出したいとずっと思っているんです。競輪祭に繋げられればいいですね。新車もいい感じなので」と強敵を前にしてもひるむことなく自然体。女王はひたすらに前進していく。(netkeirin特派員)