2022/10/30(日) 20:15 0 2
地元のオールドルーキー近藤圭佑がスケルトン(そり競技)で冬季オリンピックを目指していたというのを今回初めて知った。
「スポーツ栄養士になろうと仙台大学に進学したんですが、そこでちょうどスケルトンに出会って。マイナー競技だしこれならオリンピックに出られるかもって軽い気持ちで始めたら、どっぷり嵌まっちゃいました(笑)」。
大学在籍中にメキメキと力を付け強化指定選手にもなった近藤だが、あと少しのところでオリンピック出場の夢は叶わず…。
「タイミング的にはソチ(2014年)が一番のチャンスだったんですが、そのときちょうど怪我をしてしまい…。ずっとアルバイトをしながらの生活だったし、次の平昌(2018年)は厳しいなと競技を引退。その後は何年か会社員をして、やっぱりもう一度と競技に復帰して、色々あってまた引退という流れ(苦笑)。競技をやめるときにちょうど競輪のことを知って、今の師匠の山信田学さんを紹介してもらいました」。
8月の松阪、9月の玉野で連続落車と、ここまでの競輪人生は決して順調とは言えないが、「今までずっと練習してアルバイトして何とか…という生活だったし、それに比べたら全然マシ。プロの選手になって、自分の力で飯が食えるようになったっていうのがすごく嬉しいし幸せです」。
自転車歴は浅く、まだまだこれからの近藤だが、話をしていても超が強くほどポジティブだったし、早く競輪の世界でも強くなってほしい。(アオケイ・長谷川記者)