鰐淵圭佑は2月の静岡で初優勝を達成した。「選手生活30年目で初優勝! って考えていたので、その半分なら早い方じゃないですかね(笑)」とおどけたが、内心は「一生、優勝はできないかもって半ば諦めた(苦笑)」ようだ。

　今期はここまで18走して、確定板を外したのはたったの1回。力任せに運ぶスピード自慢の若手が多いチャレンジでこの成績は胸を張れるものだ。

「とにかく離れて迷惑をかけないように、それだけを考えています」とどこまでも低姿勢だが「この調子を維持して来期の1・2班戦に戻りたい。そこでどこまでやれるのか楽しみなので」と明確な目標があり『チャレンジでは確定板を外せない』という強い自覚も持っている。地元戦の今シリーズも、毎日車券に貢献していくつもりだ。(netkeirin特派員)