7月の初出場でオール1着の完全優勝を果たした福永大智(24歳・大阪= 113期)が2度目の参戦。前日のタイムトライアルでも10秒279の一番時計を叩き出し、文字通り"文句なし"のラウンドとなった。高校時代には「JOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会」のケイリンで優勝するなど競技経験も豊富で、今ラウンドでも優勝候補。競輪でも見せる強い先行意欲とスピードは、この250ｍ走路での戦いにマッチしていると言える。前回からさらにパフォーマンスを上げた走りで、出場2場所連続優勝を期待したい。

　皿屋豊(39歳・三重=111期)も今回が2度目の参戦となる。前回は持ち味の積極的な走りでPIST6初出場ながら決勝まで危なげなく駒を進め、いきなり表彰台入りを果たしてインパクトを残した。PIST6には自転車競技以外の様々な経歴を持つ選手が参戦しているが、皿屋も公務員からのレーサー転身という異色の経歴の持ち主。学生時代から競技経験を持ち、国体でも入賞経験がありスピードとスタミナの両方を兼ね備えた万能タイプだ。2017年7月にデビューし6年目となるが、競輪選手への転向は「本当にやりがいのある世界で楽しんでいる」と笑顔。前回の参戦後には「着順だけ見れば上出来だが、内容では不足しているところもあり、修正していきたい」と前を向いていた。PIST6でも勝利を重ねて、さらに充実の日々を送れるか。

　自在な立ち回りを得意とする選手が目立つ開催。積極的に主導権を握る選手がそれぞれのレースのカギになっていくだろう。 　

■PIST6 Championship 2022-23 サードクォーター ラウンド5

・開催形態：1レース×6車立
・開催日程
10月1日(土)デイ　　1次予選
10月1日(土)ナイト　2次予選
10月2日(日)デイ　　順位戦・準決勝
10月2日(日)ナイト　順位決定戦・決勝

■出場選手

級班	選手名	府県	年齢
S1	根本哲吏	秋田	36
S1	中村浩士	千葉	44
S1	根田空史	千葉	34
S1	小原太樹	神奈川	34
S1	皿屋豊	三重	39
S1	坂本亮馬	福岡	37
S2	鹿内翔	青森	36
S2	真船圭一郎	福島	34
S2	渡辺正光	福島	34
S2	宮下貴之	埼玉	48
S2	金子哲大	埼玉	33
S2	神田龍	三重	33
S2	福永大智	大阪	24
S2	木村直隆	兵庫	44
S2	藤岡隆治	徳島	46
S2	徳永哲人	熊本	40
S2	上野優太	熊本	25
A1	小松剛之	宮城	48
A1	安部貴之	宮城	39
A1	佐藤朋也	秋田	42
A1	田頭寛之	千葉	34
A1	宮倉勇	千葉	58
A1	伊藤彰規	神奈川	32
A1	上田隼	岐阜	32
A1	深澤伸介	静岡	46
A1	仁藤秀	静岡	23
A1	渡邉直弥	静岡	26
A2	阿部宏之	宮城	46
A2	関根崇人	福島	35
A2	國廣哲治	埼玉	47
A2	須藤雄太	千葉	39
A2	吉竹尚城	静岡	29
A2	穴井利久	福岡	52
A3	加美山隆行	宮城	36
A3	中川昌久	茨城	42
A3	小西芳樹	大阪	51

※出場選手は9月26日(月)13時00分時点の情報です。直前のレース状況などにより欠場・追加および、選手が変更する場合がありますので、最新の情報はPIST6公式サイトでご確認ください。

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