2022/09/18(日) 18:45 1 19
名古屋競輪場の「第38回共同通信社杯(GII)」が18日に3日目を開催。8Rを走った北津留翼と園田匠に話を聞いた。
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北津留が赤板過ぎから押さえて先制。普段カマシ、まくりで勝負する男が珍しくじんわりと踏み上げて長い距離を行った。相手は今、話題のルーキー・中野慎詞とあって注目の一番だった。
「中野君は強いと聞いていたし構えて負けるよりは先行して負けた方がいいと思って。よく持った? 年寄りにはきつい距離ですよ。こんなレースを毎日やっていると持たないし、終わります(笑)」とルーキーに洗礼を浴びせた。
かつてナショナルチームに在籍した先輩としての意地を見せた。北津留をかわして1着を手にした園田匠も「翼は長い距離なら中野君より上だと思っていたから駆けてしまえばいいペースで行けると思った。(北津留は)ナショナルチームが相手になると途端に強くなるんです。だから期待していました」と操縦士として北津留に的確な指示を出してノビノビ駆けさせた。経験の差がものを言った一戦だった。(netkeirin特派員)