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【善知鳥杯争奪戦】1着に顔をほころばせる柏野智典「上向くきっかけになれば」

2022/09/10(土) 16:00 0 2

8日から開幕した青森競輪場みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GIII)」が3日目を開催。特選7Rを制した柏野智典に話を聞いた。
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積極的なレースを展開した南を称える柏野智典

 当初、柏野は橋本勝弘に前を託され「自在に動く」とコメントをしていた。ところが、南潤の番手の金子貴志が当日欠場した事を知り、急きょラインを組む事にした。「南君クラスの選手が空いたなら、甘えてもいいだろうと思ったんですよね。金子さんの欠場が分かった時点で決めました」

 仮に金子の欠場が無かった時のビジョンを聞いたら、しっかりとした信念のある答えが返ってきた。「若手3人が別線にいたので、彼らが短い距離になる事はないでしょう。だからバックか3角で緩むと読んで、まくろうと思っていました。最近、何か練習やレースでも良くなかったから、気合いと刺激を入れる意味もあったんです」。

 レースは南潤が積極果敢に風を切り、番手を守って直線を突き抜けた。「競輪選手あるあるの、他地区が付くと積極的に駆けるってレースを南君がしてくれてうれしかったです。2、3着までに残したかったですけど、初連係で末脚が読めなかったです。あとは神山(雄一郎)さんに割られたくなかったので…」と南の心意気を称え、「最近はチャンスがあっても脚が無くて1着が取れなかった。上向くきっかけになればいいですね」と4月小松島FI最終日以来の1着に顔をほころばせた。(netkeirin特派員)

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