デビュー当時は差しやマークの決まり手ばかりだったが、いつの間にか多彩な戦法を駆使する何でも屋さんに変身。ここ最近はタテの脚もキレッキレで、2日目に行われたガールズ予選2でも1周丸々逃げ切る力強いレースを披露した。

「実は…デビューしてから先行で勝ったのは初めてです。全然カカってなかったしタイムも良くないんですけど、長い距離踏んで押し切れたのは自信になりますね。前に出てからはずっと誰も来ないで〜って感じで余裕ゼロ。いつもこういうレースをしている人はすごいなぁと改めて感じました(苦笑)」。

　前場所の大宮も勝ち上がりの2走は自力を出して強かったし、今のデキなら決勝もタテ勝負オンリーで大丈夫そうだが…。

「そんなに甘くないですよ。まだ(コメントで)自力と言えるほど自信もないし、『何でも』でお願いします。勝ち上がりのレースは良くても決勝になるとダメというのがいつものパターン。しっかり見極めて走らないと…。優勝は今まで確か3回くらいで、地元の大宮と西武園では一度もない。今ある力をしっかり出して、そのあとに結果が付いてくればいいですね」。(アオケイ・長谷川記者)