2025/12/01(月) 09:15
いわき平競輪場で30日から開催されている「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」。初日6レースに出走した木村優駿に話を聞いた。
いわき平の初日は第4レースから4人の新人が登場。結果こそ堅く収まったが、第4、第5レースと支線が奇襲作戦に出て新人に抗う姿が印象的だった。展開予想は難しいが、見ていて面白かった。
そんな流れを木村優駿が一変させた。赤板で突っ張り、ペースを緩めずラインでワンツースリー。
「作戦会議で、弱い突っ張りだと(4番手の)片山さんが絡まれてしまう、と話していましたので。最後は寒さで脚が固まりました」と話すが、上がりタイムはこの日の一番時計。
そんな木村はギヤが3.77、コメントが「先行」と今時としては珍しい。
「S級で戦えるようするためにも、77でやっていた方が楽になると、森田優弥さんや中田健太さんにも言われていて。92を使うのは昇級してからです。先行でやっていきたいし、課題は勝てる先行。駆け方とか合わせ方とか、先行の仕方を覚えていきたい」。
2日目は同期の岩原健馬との2分戦。それでもコメントは「先行」ときっぱり。(アオケイ・市川記者)