2025/11/22(土) 09:48
小倉競輪「第67回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」は21日に3日目を開催。2Rの一次予選2に出走した取鳥雄吾に話を聞いた。
後がなかった取鳥雄吾が踏みとどまった。初日12Rの一次予選1は積極的に仕掛けるも、後位の橋本強が捌かれて青野将大に入られる不運な流れ。番手捲りを浴びて8着に終わっていた。3日目2Rの一次予選2はなんとしても確定板行きを決めたい状況だった。
「1Rで西田(優大)が3着で勝ち上がりを決めていたし、これは俺だけ飛んだらめっちゃ恥ずかしいなぁって気合が入った。でもメンバーがメンバーだったし、厳しい戦いになるかなって思ってました」
気合の前取りから吉田拓矢を突っ張り、さらに上昇してきた中野慎詞と踏み合いながら中野後位に入った。初戦とは逆の流れとなり、後方から伊藤旭が捲り上げると、取鳥もBSから番手捲りに出た。
「前を取って突っ張ろうと。あそこが勝負だと思ってました。いやー、中野君が強かった。でもあのままだったら被って何もできなく終わってしまう。キツかったけど前に踏みました」
最後は自身の後ろ2人目にいた吉田の強襲に屈したが、攻めに攻めて2着でポイントを14まで伸ばし、二次予選B進出。
「勝ち上がれそうなので、とにかく良かった。体が軽いし、集中もできている」
二次予選B6Rはメンバーを見て「意外ですね」と思わず声が出た。西田優大に任せて、2着権利の狭き門を突破できるか注目したい。(netkeirin特派員)