2025/09/22(月) 21:45
佐世保競輪場のナイター「CTC杯(FI)」が22日に2日目を開催。5R準決を制し、最終日11RのA級決勝へ勝ち上がった佐藤幸治に話を聞いた。
7月に降級すると、ここまで当開催を含めて6場所を走りオール3連対中とまだ一度も連を外していない。この日の準決勝も積極的に風を切ると軽やかに連勝を飾り、これで17走続けての確定板入り。これでもかと安定感の高さを見せつけている。
17走中、後輩に前を任せたのは初日の徳永泰粋と7月函館の田中会心と2回だけ。残りはすべて自力で戦局を乗り越えているのだから実力が違う。
「(ラインの選手に)抜かれたのは高木(竜司)さん、(松尾)信太郎さん、あとは神開(一開)君だけ。一緒に走る先輩たちからは『早く特進しろ』と言われますが、さすがに9連勝は難しい(笑)」と言いながらも「特昇の足掛かりにしたい? ですね。地元ですし、しっかり」とシリーズ完全Vへ向けて意識を高めた。
最終日、A級決勝は初日と同じく徳永に前を任せて東日本勢を迎え撃つ構図。中でも先頭を走る引地正人は、佐藤がかつて秋田に在籍していた頃の兄弟子にあたる特別な存在だ。
「引地さんは選手の中で家が一番近かったんです。一緒に街道練習をしたこともあるしここで戦うとは」と感慨深かったが、もちろん勝負となればガチンコだ。秋田からはるか離れた競輪場最西端の地で迎える同門対決は要注目だ。(netkeirin特派員)