2025/09/02(火) 18:10
岐阜競輪場で行われる開設76周年記念「長良川鵜飼カップ(GIII)」は、4日に開幕を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
【中四国勢】
今節は地元中部の開催ながら、主役を担うのは中四国勢。
S班の清水裕友と犬伏湧也が揃って参戦する。犬伏を目標に清水の差し切りが人気を集めそうだ。清水は賞金ランク18位(4241万円)、犬伏は17位(4449万円)と、ともに秋のGI戦線へ弾みをつけたい。
近況の犬伏は内容こそ悪くないが、勝ち切れていないだけに今節で存在感を示したいところだ。清水は苦手な夏場が終わり、これからガンガン攻めて行きたい。指令塔的な立場の小倉竜二が、全体をまとめて行く。小松島記念を制している西田優大にも期待したい。
【北日本勢】
佐藤慎太郎が追加参戦し、菅田壱道が前を任される。
基本は捲り勝負だが、菅田のロング仕掛けもあり、混戦を演出する。
【関東勢】
坂井洋、杉森輝大、長島大介の布陣。戦力的には厳しいが、一発の穴狙いがある。
【南関勢】
松井宏佑が中心。近況はやや精彩を欠くが、持ち味のパワーは健在。内藤秀久のサポートに加え、青野将大、道場晃規の成長株にも注目だ。
【中部勢】
地元の山口拳矢を欠くのは淋しいが、川口公太朗・聖二の兄弟コンビや、纐纈洸翔、志智俊夫らが意地を見せる。若手では志田龍星、村田祐樹、栗山和樹らが台頭。中でも栗山は地元期待の先行型だ。
【近畿勢】
大物不在の中、村田雅一が安定した点数で奮闘する。
【九州勢】
嘉永泰斗が優勝候補の一角。園田匠が番手を固め、一撃を狙う布陣だ。