【久留米競輪・ミッドナイト】深井高志「木下とはS級時代に何回も連係していて、すごく相性がいい」

2025/09/01(月) 18:09

久留米競輪のミッドナイト「TIPSTARリニューアル杯(FII)」が2日に幕を開ける。7Rチャレンジ予選を走る深井高志と木下章に話を聞いた。

連係する木下章(左)と深井高志

 深井はメンバー表を眺めるなりニヤリと笑った。それは木下と一緒だったからだ。

「前回の小松島も3番手を回って2着。木下とはS級時代に何回も連係していて、すごく相性がいい。初日の全レースのどこのラインよりも決まっていると思う。木下は顔が怖いから先輩っぽいけど同学年。オレが付くと頑張ってくれる」と好相性を強調。これほどの信頼関係は大きな武器で、深井は木下が自力でやろうがどこへ付こうが「木下の後ろ」と決めた。

 一方、遅れて登場した木下は番組を見るなり「なんだ、これは…」と明らかに困惑。相手が地元の大型ルーキー鶴淳志に単騎で一発狙いの佐藤康恭とあっては無理もない。「これはきつい。しばらく考えるよ…」と席を外すと、やがて熟考したのちに「佐藤に任せます」とコメントした。

「たぶん番組は、鶴君と佐藤とオレの3分戦だったんだろうね。もしも3分戦ならオレも動くつもりだった。前受けの鶴君が佐藤を突っ張れば、中団で少しは楽できるしチャンスもある。だけど佐藤が単騎だったら、もう動かないじゃん。そうなるとオレが鶴君とケンカしなきゃいけなくなる。そもそもジジイにそんな脚ないよ(苦笑)。ならば佐藤に任せようと思った」と経緯を明かした。

 まさかの番手回りとなったが、これはこれで道中の読み合いが試されて面白くなりそうだ。佐藤に託す信頼のコンビが勝負どころでどう機能するか注目だ。(netkeirin特派員)

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