2025/08/28(木) 14:25
別府競輪のモーニング「競輪公式投票CTC杯(FII)」が28日に初日を開催。7Rガールズ予選1を走った是永ゆうきに話を聞いた。
地元の期待を一身に背負って挑んだ初日は、山原さくらの活発な出だしに対応するとしぶとく追って2着を確保。好スタートを切ったかと思いきや「付いていけたのは良かったけど、最後は離れてしまったので」と本人は課題を口にした。とはいえ、口が空いてからの粘り腰はしっかりしていた。
今期は4場所走ってすべて決勝に進出するなど着実にステップアップを遂げている。充実する要因の中でも特に実感しているのは練習メニューの変化だ。師匠の池部壮太や大西貴晃らのアドバイスを受け、街道練習でクロモリフレームに乗り始めた。
「街道では重いですけど、バンクで乗ったときに軽くなればいいなと思って始めました。最初は重くてキツかったですけど、今は慣れていい感じです」と手応えをつかんでいる。
先輩たちも是永の成長をアシストする。いざ、クロモリに乗るとは言っても小柄な是永に合うクロモリがなかなか見つからなかった。すると、大西たちがあちこちの小柄な男子選手に聞いて回ると、和歌山の古賀勝大がフレームの提供を快諾してくれた。
「古賀さんにはこれまでお会いしたことが無かったんですけど、この間、別府に追加でいらしたときにお礼とあいさつをさせてもらいました。おかげでいい練習ができています」と、貴重な出会いに感謝。今では練習に欠かせない“相棒”を大事に操っている。
今節も何が何でも決勝に乗りたい。
「初日の反省もあるし、その辺を修正して。練習の成果を出したいですね。できれば1着が取りたい」と、まだ無い地元での初白星を目標に掲げて2日目、準決7Rに挑む。(netkeirin特派員)