【ゴールド・ウイング賞】今節のレース展望!

2025/08/26(火) 16:19

西武園競輪場のナイター「開設75周年記念・ゴールド・ウイング賞(GIII)」が、8月28日に幕を開ける。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 今大会の主役を担うのは、平原康多の引退後、関東の重責を背負う眞杉匠と吉田拓矢だ。

吉田拓矢

 吉田はダービー王、眞杉は玉野サマーナイトを制し、グランプリ出場をほぼ確定させている。

眞杉匠

 ふたりの基本線は連係。地元記念を意識すれば、森田優弥が番手に回る布陣も十分に考えられる。

武藤龍生

 武藤龍生は昭和の香り漂うマーカーとして、脇役に甘んじることなく鋭いコース取りを見せたいところ。GI覇者・宿口陽一も、このまま黙ってはいない。

新山響平

 一方、北日本からはS班の新山響平が登場する。函館オールスターでは準決で敗れたが、その影には玉野サマーナイトでの落車の影響も残っていた。

新田祐大

 とはいえ新田祐大、佐藤慎太郎、山崎芳仁、成田和也といったタイトルホルダーが揃い、層の厚さは健在だ。

山口拳矢

 中部では、山口拳矢が一発狙いの捲りで存在感を示す。富山記念ではバンクレコードを叩き出し、復調の兆しを見せている。南関は松戸記念に主力が回ったため、やや迫力不足は否めない。

南修二

 近畿は南修二が賞金を積み上げ、グランプリ出場争いに食い込むが、今回は目標不在の厳しい戦いが予想される。それでも、近況は捲りも出ている。

岩津裕介

 中四国は岩津裕介、佐々木豪、香川雄介といったメンバーで、まずは優出を目標に据える。

香川雄介

 九州勢は伊藤颯馬と伊藤旭。ともに力はあるが、混戦を演出して、どう突破口を見つけるかが焦点となる。

ーー関東の新たな時代の扉を開けるのか。それとも北日本や他地区が存在感を見せるのか。西武園のナイターに、競輪界の現在地が映し出される。

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