赤板から仕掛けたのは枠元一葵。誘導員を切る動きから、すぐさま元の5番手に戻る「ブーメラン」戦法を敢行。川田忍がスローに構える中、打鐘と同時に枠元が満を持してカマシ発進！ この動きにピタリとマークした紫原が絶好の番手展開を利して1着をゲット。

「ホントに久しぶりの1着。去年の2月、まだS級にいたとき以来の1着だね。A級に降級してから初めての1着。1年半振りだよ」と汗を拭った。

　目標にした枠元は普段は敵のラインとして戦う相手。それが今回は番組的に枠元をマークする形に。サプライズの番組から期待に応えた紫原。準決3Rは地元同士の八谷誠賢とベテランタッグを組んで連勝を目指す。(アオケイ・伊藤記者)