【函館G1】第68回オールスター競輪G1の傾向と予想に役立つ優勝者データ

2025/08/07(木) 16:00

8月12日から函館競輪場で6日間のナイターで開催される「第68回オールスター競輪(G1)」。今年から勝ち上がりも大きく変更され、さらに白熱したレースが展開されそうだ。過去の開催データから見えてくるオールスター掲載の傾向と特徴は……!?

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【オールスター競輪・優勝者データ】

昨年は平塚で開催され、古性優作が自身2回目のオールスター優勝を果たした。

◆最年少優勝:20歳 1968年一宮:伊藤繁

今回の最年少出場は20歳の中石湊、山崎歩夢の2人。なお、山崎歩夢は山崎芳仁と親子でのG1参戦となる。

◆最年長優勝:43歳
2002年熊本:松本整、2013年京王閣:後閑信一

今回の最年長出場は55歳の山口富生で、50代は4名参戦。なお43歳以上は25名が参戦。

◆最多優勝:5回
神山雄一郎(1993年宇都宮、1997年平塚、1999年甲子園、2004年西武園、2005年名古屋)
※優勝回数2位は中野浩一の3回。

◆大会連覇:4回
吉田実(1960年〜61年)、高原永伍(1963年〜64年)、中野浩一(1979年〜80年)、神山雄一郎(2004年〜05年)
今年は古性が5人目の大会連覇に挑む。

◆完全優勝:5名
高原永伍、滝澤正光、坂本勉、山口幸二、脇本雄太が達成。

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【オールスター競輪・地区別優勝数】

北日本 14回
関東 17回
南関東 9回
中部 3回
近畿 10回
中国 2回
四国 6回
九州 6回

過去67開催で最も優勝回数が多いのは関東。神山雄一郎が5回優勝、直近では23年に眞杉匠が制している。北日本勢の活躍も目立っており、今回は地元地区の開催になるだけに、2019年の新田祐大以来となる優勝も。一方、南関東勢は1994年の出口眞浩、四国勢は2000年の児玉広志以来、優勝から遠ざかっている。

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【オールスター競輪・決勝の傾向】

◆決勝の平均払戻金
2車単 2,498円
3連単 21,137円
3連単万車券決着 10回/22回
※2003年から2024年までを集計

決勝の3連単の最高配当は17万2960円(2007年高知の飯嶋則之)、最低配当は2,760円(2010年いわき平の山崎芳仁)。最近は2020年から2023年の4開催の決勝は3連単万車券が出ていなかったが、昨年は27,700円の好配当決着だった。

◆決勝の決まり手
1着 逃げ3回 捲り9回 差し8回
2着 逃げ3回 捲り6回 差し3回 マーク8回
※直近20開催を集計

昨年は古性優作が窓場千加頼マークから差し脚を伸ばして1着。直近20開催での逃げ切り優勝3回は、2006年花月園の井上昌己、2011年岐阜の浅井康太、そして2018年いわき平の脇本雄太。

◆決勝のライン決着率
ライン決着:12回
別線決着:8回

昨年は古性優作→窓場千加頼で近畿両者のライン決着。決勝でラインワンツーが決まったのは、2021年いわき平の古性優作、脇本雄太の近畿ワンツー以来。

◆優勝者の位置取り
ライン先頭:8回
ライン番手:11回
競り:1回 ※直近20開催のみ集計

昨年は窓場千加頼の番手を回った古性優作が優勝。これで2019年の新田祐大から6年連続、ラインの2番手を回った選手が優勝している。直近でライン先頭を走って優勝したのは、2018年の脇本雄太。2007年高知の飯嶋則之は初手競りから優勝した。

◆級班別の優勝数
SS:7回
S1:11回
※SSが導入された2008年以降の集計。

昨年はSSの古性優作が優勝だったが、2021年は古性優作、2022年は脇本雄太、2023年は眞杉匠が当時S1でオールスターを制しており、意外にもS1の優勝例も多い。

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【オールスター競輪・初戦の傾向】

◆優勝者の1走目の出場レース
ドリームレース:9回
オリオン賞レース:6回
特選:2回
予選:3回
※直近20開催を集計

勝ち上がりは変更されているが、優勝した選手が1走目に走った番組は上記の通り。
やはりファンの期待も高いドリームレース組から最も優勝者が出ている。なお、2024年優勝の古性優作はドリーム3着からスタートだった。2015年優勝の新田祐大から、10年連続でドリームまたはオリオン賞から優勝者が出ている。
また、直近では2022年に脇本雄太がドリーム1着から優勝、2021年は古性優作がオリオン1着から優勝している。ドリーム1着の優勝者はほかにも1989年の坂本勉、1987年滝澤正光、1979年中野浩一、1974年阿部道などの例がある。
また直近20開催で予選から優勝まで上り詰めたのは、2013年の後閑信一、2007年の飯嶋則之、2006年の井上昌己の3例ある。

※大幅変更あり!今年のオールスター勝ち上がり解説は特集ページからご覧ください。

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【オールスター競輪・決勝の出目】

1番車(1 3 3 13)
2番車(3 5 1 11)
3番車(2 1 7 10)
4番車(4 1 2 13)
5番車(3 2 1 15)
6番車(0 1 2 17)
7番車(4 3 1 12)
8番車(0 0 1 19)
9番車(3 4 2 11)
※直近20開催のみ集計
※( )内は左から1着数、2着数、3着数、着外

直近20開催で最も優勝数が多いのが4番車と7番車。2021年の古性優作が4番車、2018年の脇本雄太が7番車で制している。3連対率は3番車が最も高い。意外にも1番車の優勝は少なく、直近では2008年の伏見俊昭が優勝して以来、出ていない。6番車と8番車は直近20開催で優勝例なし。6番車は2023年に武藤龍生が3着に入ったが、8番車は直近20開催で2016年に中村浩士が3着に入ったのみ。
※あくまで出目のデータです。

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【過去の決勝レポートと勝ち上がり詳細】
オールスター競輪G1特集ページよりご覧ください。

※掲載写真は過去のオールスター競輪からのイメージです。
(P-NAVI編集部)

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