2025/07/23(水) 15:15
取手競輪場のモーニング「チャリロト杯(FII)」は本日23日に準決勝戦を迎えた。前期S級を務めた滝本幸正が予選に引き続き逃げ切り勝ちで決勝へ無傷の勝ち上がり。話を聞いてみた。
準決勝戦は同型の八嶋稔真との2分戦だった。八嶋が押さえてくると正攻法の滝本はこれを突っ張っていく。八嶋もそれに併せて踏み続けたので両者ともに脚を使うような展開となった。それでも滝本が突っ張り切って主導権。末脚が心配されたが、二の脚を使って逃げ切った。
「八嶋さんが諦めずに踏んでくるもんだから、結構踏まされてキツかったですよ。でも、今回は直前に走ったピストでも感じが良くて、脚を使ったにしては何とかなりました」とレースを振り返った。
降級後の立川では3日間バックを取る走りで「末の甘さが課題」と言っていたが、その課題を早くも今回の準決で修正。その吸収力には驚くばかりだ。
注目の決勝はライン5車の先頭。地元の小林申太に前を託される形となった。記者達の取材には「(自分も含めて)ラインから優勝者を出したい」とキッパリ。さすがに5車の先頭ともなると、自分だけのレースとはいかないはず。ライン貢献の走りがあるかもしれない。決勝の走りに注目したい。(アオケイ・真島記者)