2025/07/15(火) 17:36
福井競輪場「報知新聞社杯争奪戦 お市の方賞(FI)」が15日に2日目を開催。S級10R準決勝を走った道場晃規に話を聞いた。
初日特選は南修二に逃げ切りを許したが、準決は内をたどって中団をキープし、直線を伸びてシリーズ初勝利を挙げた。とはいえ、表情は浮かない。
「イン切りの予定が田中(大我)君の仕掛けが遅れた分、対応が遅れてしまった。初日に不甲斐ない走りをしてしまい、準決こそはと思っていたんですが内容が無かった。大塚玲さんにも迷惑をかけてしまいました」と気持ちよくタテに踏みたかったが、前にいた山本伸一が車間を大きく開けており、後位には大川がハマっていたため外に持ち出すことができなかった。
それでも決勝へ勝ち上がることができた。最終日の決勝12Rは単騎での戦いとなった。仲間の援護が見込めず組み立てに制限が出るが、S級初Vを挙げるためにもなりふり構わず狙いに行く。
「初優勝したいですねって話をしてから1年半が経ちました(苦笑)。決勝に20回ぐらい乗っているけど、2着が5回あって微差で負けたこともあった。そろそろ勝ちたいですね。福井はA級で優勝したこともあるし、亡くなったおじいちゃんの故郷なので勝手にゲンがいいと思っています」と相性いい当地で目標を達成して勢いよく次走の8月GI函館オールスター競輪へ乗り込みたいところだ。(netkeirin特派員)