【武雄競輪・ミッドナイト】篠塚光一「豊橋から、ちょっとずつだけど体が反応するようになってきた」

2025/07/06(日) 09:05

武雄競輪のミッドナイト「おトクにPLAYオッズパーク杯(FII)」は5日に2日目を開催。準決5Rを走った篠塚光一に話を聞いた。

「今回は付かせてもらうことにしました」と話した篠塚光一

 準決5Rは位置もなく単騎での戦いとなった篠塚は、勝負どころの3角で内を鋭く切り込み、直線を痛快に突き抜けた。決勝進出は昨年10月豊橋以来、準決勝での1着は2021年10月の松阪以来3年9か月ぶりと久しぶりの好感触が心地よく「直前の練習では9割離れていたのに決勝に乗れるなんて。変な感じですね」と笑った。

 3月小倉の準決勝で落車し「肋骨骨折と肺挫傷」と診断された。さらにそのあとには「菌が入ったせいか肺炎にかかってしまった」と踏んだり蹴ったり。それでも、めげることなく治療に務めて復帰を果たすと、前回の豊橋では初めて勝ち上がりで1着を取った。

「豊橋から、ちょっとずつだけど体が反応するようになってきたんです。復帰してすぐとかだったら、今回のコースを入るのも落車が怖くてちゅうちょしていたと思います。まだ怖いですけど、準決は反応ができました」と徐々にではあるが調子を戻しつつある。

 最終日6日の決勝戦は準決をしのいだご褒美か、何とシリーズリーダーの田村大の番手を回れることとなった。中近スジの岩井芯-愛敬博之の3番手も考えられたが、2人に断りを入れて田村に任せることにした。

「今回は付かせてもらうことにしました。食い下がることだけ考えて。とにかく迷惑をかけないように」と再度、気持ちを引き締めた。田村の攻撃的な運行に付いていければ劇的な結末があるかもしれない。(netkeirin特派員)

閉じる

新着ニュース一覧