2025/06/30(月) 19:13
久留米競輪場の「開設76周年記念・第31回中野カップレース(GIII)」は30日に3日目を開催。準決11Rを走った太田海也に話を聞いた。
準決11Rは南修二、三谷将太、西村光太ら中近勢を背に自信に満ちた突っ張り先行でフル回転し、5車で結束した九州軍団を丸ごと粉砕した。今回は普段、敵として戦う近畿の追込陣に任されたことでより気合が入った。
「いつもラインの人たちの存在が心強いですが、今回も心強いラインで戦えました。自分も(南や三谷が普段、連係している)脇本(雄太)さんや寺崎(浩平)さんのレベルまでになりたいと思いました」と、頼もしい援護陣の存在が力となった。
今シリーズは初日にぶっつけ本番で新フレームを投入してみたが2日目からは普段から使っているフレームに戻した。「後半の粘りに期待して」との目的だった新車は可能性を秘めたものだったが、これまでの安定性を選んだ。
「悪くはなかったけど重さがあったんです。普段、乗っているものが軽すぎてすごくいいし、それを超えるものじゃなかった」と、1走目で見切りを付けられたことも二次予選、準決勝の好走につながった。
さて、決勝は取鳥雄吾、松本貴治に任された。S級S班の郡司浩平と中四国勢に人気が集まりそうで、見どころある戦いとなりそうだ。
「せっかく、雄吾さんと乗れたし頑張ります。いつも通りのレースで勝負できたら」と同県の先輩である取鳥と共に記念初優勝を目指す。(netkeirin特派員)