【浜松オートG2チャリロト杯】黒川京介が通算8回目のG2制覇!「自分の中で抜群のスタートが切れました」

2025/06/29(日) 17:55

2025年6月29日 浜松オート
チャリロト杯
G2第3回浜松記念曳馬野賞(最終日)


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今年で3回目となる浜松オートのG2、チャリロト杯「浜松記念曳馬野賞」。6月25日に開幕し、予選道中で急な降雨などもあったが、日中は30度を超す気温で、走路温度もぐんぐん上昇。まさに熱走路での熱戦が繰り広げられた。
今シリーズは、現行ランクの1位〜3位である青山周平、鈴木圭一郎、黒川京介がそろって参戦。そのトップ3が貫録のスピードとテクニックを発揮して、青山は初日から4連勝、3選手ともに準決勝戦を1着で突破した。
また、軽ハンデ勢の健闘も光り、赤堀翼、和田健吾は久しぶりのグレードレース優出を果たした。優勝戦は0-10mのハンデ戦の構成となり、トップ3を中心に、ハイレベルな攻防が予想された。

※4日目レポートはこちら

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 良走路(走路温度43度)
1/赤堀 翼(浜松30期)0m 3.37
2/和田健吾(浜松28期)0m 3.42
3/森 且行(川口25期) 10m 3.32
4/伊藤信夫(浜松24期) 10m 3.34
5/鈴木宏和(浜松32期)10m 3.34
6/黒川京介(川口33期)10m 3.31
7/鈴木圭一郎(浜松32期)10m 3.31
8/青山周平(伊勢崎31期)10m 3.31
※右数字はハンデ、試走タイム

最終日も晴れの良走路でスタート。気温はグングン上がり、第8レースでは気温33度、走路温度56度にまで達し、最終レースの時間帯も日差しは強く、気温は31度、走路温度は43度を示していた。試走は3.31で青山、鈴木圭、黒川の3人がトップタイをマーク。1番人気には黒川が推され、この三つ巴を中心に、人気オッズが形成されていった。

試走タイムトップの「3強」対決が注目された優勝戦は、0mから赤堀が逃げる中、10mから飛び出した黒川は1周回で2番手へ。3周回3コーナーで黒川は赤堀をとらえると、鈴木圭、青山の争いを尻目に、独走態勢へと持ち込む。黒川は大きくリードを広げたまま優勝のゴール。G2は3月の山陽ミッドナイトから4開催連続の優勝で、通算8回目。またこの優勝で、今年10回目の優勝を達成した。青山、鈴木圭を快速レースで破った黒川が、後半戦へますます勢いを加速させていく。

◆レース展開

1周回。6・黒川がスタートを決めて好ポジションに上がる
3周回。6・黒川が1・赤堀をとらえて先頭に立つ
抜け出した6・黒川が後続の争いを尻目にリードを広げて優勝

スタートは0mから赤堀が先制し、2番手に和田、10mからは鈴木宏と黒川、さらに鈴木圭が好位置につけていく。1周回で黒川は鈴木宏を捲り、さらに和田のインに入り2番手まで浮上。2周回目に鈴木圭も続いて3番手、青山も4番手までポジションを上げる。逃げる赤堀を黒川が3周回3コーナーでとらえて先頭奪取、その3番手では青山が鈴木圭をかわしていく。2番手以降の激しい攻防が続く中、抜け出した黒川はリードを広げていく。6周回で青山は赤堀をとらえて2番手に上がるが、鈴木圭がインを狙って青山を逆転して再び2番手へ。大きくリードした黒川が圧勝のゴール。2着に鈴木圭、3着に青山が入線した。

【チャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞・優勝戦】
2連単6-7 490円(1番人気)
3連単6-7-8 710円(1番人気)

優勝/黒川京介(川口33期)
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
競走タイム:3.394
今節成績:1着・2着・1着・1着・1着
次走出場予定:川口(7月6日〜8日)

すごいメンバーだったので厳しいかなと思っていましたが、スタートもよく切れましたし、本当によく走れたと思います。
(試走3.31は)すごい直線の感じが良かったです。
昨日と同じように切れたので、自分の中では抜群のスタート。(道中は)ちょっと風も感じていたので、間に何車か内側に見えたりして、どうかなと思いましたが、結果的に良かったと思います。
(タイヤの跳ねや滑りは)どうしても走路温度が高いので、ちょっと感じましたが、他の人より良かったと思います。今日はちょっと厳しいと思っていたので、まさかの優勝で、自分でもビックリです。
これからも1走、1走を一生懸命に走りますので応援よろしくお願いします。

(P-NAVI編集部)

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